【レシピあり】栄養満点!1人暮らしの息子に贈る「ぎゅうぎゅう焼き」
- 星くずマルシェ編集部
- 2023年3月25日
- 読了時間: 10分
更新日:2023年4月4日
この春、はじめての一人暮らしをする息子をもつお母さん。
「今まで自炊したことないのに、ちゃんと栄養バランス考えてるかな……」
「料理するのが面倒だからって、コンビニ弁当ばっかり食べてないかな……」
手軽にサクッと食事ができてしまう現在、息子さんの栄養バランスが心配な方も多いのではないでしょうか。
息子の健康を支えるのは、いつの時代も「お母さんの手料理」。 料理下手な息子さんもたっぷり栄養がとれるとっておきレシピ、 「ぎゅうぎゅう焼き」をご紹介します。
このレシピの鍵をにぎるのは、食材ではなく「器」。
とっておきのレシピと器で、息子さんの心と体が喜ぶ一品を作ってみてくださいね。
栄養満点!息子さんも喜ぶ「ぎゅうぎゅう焼き」

「ぎゅうぎゅう焼き」とはその名の通り、野菜、きのこ、豆、ソーセージやお魚など、好きな食材を器にぎゅうぎゅうにつめて焼く料理。
色とりどりの野菜を入れることでまんべんなく栄養も取ることができ、お肉や根菜を入れれば、たった1皿でお腹も満足!
食べざかりの息子さんにおすすめのレシピです。
〈材料(1人分)〉
・鶏肉………………………………………………100g
・じゃがいも……………………………………1個
・パプリカ…………………………………………1個
・ミニトマト……………………………………3個
・ブロッコリー………………………………30g
・かぼちゃ……………………………………1/4個
・エリンギ……………………………1/2パック
・オリーブオイル……………………大さじ2
・ブラックペッパー………………小さじ1
・塩…………………………………………小さじ1/2
〈作り方〉
かぼちゃ、じゃがいもを食べやすい大きさに切り、じゃがいもを水にさらします。
鶏肉をひと口サイズに切り、ブラックペッパーをふり下味をつけます。 ビニール袋に入れてもんでおくと、おいしさが増します♪
かぼちゃ、じゃがいもを柔らかくなるまでレンジでチンします。 ※はしやたけぐしがスッと刺さるくらいまで
オーブンを170度に予熱します。
野菜を一口大の食べやすい大きさに切ります。
BAKEQに切った野菜、エリンギ、鶏肉をぎゅうぎゅうに敷きつめます。
ブラックペッパーをたっぷりかけ、オリーブオイルをかけます。
170度のオーブンで20分焼きます。
香ばしさと焦げ目をつけるため、温度を220度にあげて5分焼きます。
BAKEQのポイント①💡
BAKEQは220度まで耐熱!
焼いた料理を容器にとりわけたり、面倒な手間はいっさいありません◎
10. BAKEQをオーブンから取り出して完成! 11. あら熱をとってフタをしめたら、冷凍保存も可能です♪
BAKEQのポイント②💡
BAKEQはフタつき・冷凍保存対応!
作りおきしてもかさばらないので、仕送りにピッタリ◎
ぎゅうぎゅう焼きを食べる時は、オーブンで焼き直してもレンジであたためてもOK!
「500Wレンジでチンして5分」と書いたメモをそえて、息子さんへとっておきの一品を送ってみてくださいね。
最後に
今回は、220℃の高熱に耐える容器「BAKEQ」を使った栄養満点レシピ「ぎゅうぎゅう焼き」をご紹介しました。
はじめての一人暮らしをする息子さんは、きっと不安も多いはず。 ある日突然、お母さんの手料理が届いたら……。
息子さんはどんな顔をするでしょうか。想いうかべながら作ってみてくださいね。
「ぎゅうぎゅう焼き」に欠かせない「BAKEQ」の購入はこの記事を読んだ方のみ。
この画面でしか買えないチャンスをお見逃しなく!
番外編 ーBAKEQができるまでー
220℃耐熱の器「BAKEQ」生みの親、吉村化成株式会社 代表の吉村孝勝さんに、BAKEQ誕生秘話、そして「うつわ」にかける想いをお伺いしました!

ーBAKEQとは、どんな商品でしょうか?
BAKEQは「調理してから食べるまで」を一気通貫できる器です。
BAKEQを使えば、
BAKEQに野菜、肉など食材をそのまま入れる
220℃までの温度でオーブンに入れて調理をする
出来上がったらそのままフタをして保存する
食べる時はフタをしたまま電子レンジであたためる
たったこれだけの手順で、フライパンや鍋や火を使わずに料理を作って食べられます。
スイーツや焼き菓子は、普通アルミなど専用の容器に入れて焼き別のお皿にうつします。子どもが大好きなグラタンも耐熱容器に入れて作れますが、そのまま保存することはできません。 BAKEQは「調理する・保存する・食べる」をすべて1つでできる器なんです。
ーBAKEQが生まれたキッカケは何だったんでしょうか?
BAKEQは「C-PET」という素材を使った容器です。 C-PETには耐熱性に優れているという特徴があります。
1996年当時、C-PETは市場にあまり出回っていない素材だったのですが、弊社はすでにこの素材を手に入れていました。 実際に、220℃の耐熱性に優れた容器も試作していたんです。
しかし当時の日本は「家電といったら電子レンジ」でした。200℃以上のオーブンを使って料理する家庭はほとんどなく「電子レンジで温めるだけなら220℃まで耐熱じゃくなくてもいい」と、オーバースペックがゆえに市場ではほとんど売れませんでした。
ー需要のなかったC-PET素材でどうやって勝機を見出したんでしょうか?
市場では需要のなかった耐熱性のC-PETですが、実は身近で使われている場所がありました。「航空機内の機内食」です。
航空機内の機内食は、地上で作った料理を容器に入れ、機内で温めて提供します。乗客の皆さんに出来るだけタイムラグなく提供するために高熱をかけて温めるので、普通の素材の容器だと変形してしまう。だから熱に強いC-PET素材が使われていたんです。
弊社がBAKEQを開発するまで、世の中ではC-PET素材の容器=機内食というイメージでした。

「機内食だけでなく、C-PETを一般企業にも使ってほしい」
そんなことを考えていた矢先、とあるコンビニ会社さんから焼き菓子を入れる容器の引き合いがありました。それまでの焼き菓子は、
生地をアルミの容器に流し入れてオーブンで焼く
焼き上がったら提供用の器にうつす
という工程で作られているモノがあると知っていました。僕はずっと、
「220℃まで耐熱のC-PETを使えばアルミ容器がなくても、そのまま焼けるのに……」
と思っていました。そんな時、コンビニ会社さんから話が舞い込んできたんです。
ーすごい展開ですね。
BAKEQにまつわるエピソードで印象的なことはありますか?
実は、BAKEQが地上波のドラマで使われたんです。
焼き菓子職人のストーリーを描いたドラマなんですが、なんと主役である焼き菓子の容器にBAKEQが使われました。地上波で弊社の製品がドアップでうつっているのを見た時は嬉しくて、思わず動画を撮りましたね。
おかげ様でBAKEQも少しずつ市場に浸透してきて、Instagramを通じて食品メーカーの若い開発の方が連絡をしてきてくれたりします。
ー吉村化成さんのInstagramの投稿はいつもバラエティ豊かで、見ていて飽きないですよね。
投稿のアイデアは吉村社長が出しているんですか?
はい。たとえば、弊社の容器を何個も重ねたらビルに見えてきたことがあって「うちの容器使ってジオラマとかできないかな」と思ったことがありました。そこで、ジオラマを作る会社と協力して実際につくったんです。
ジオラマをつくる過程でその会社の従業員の方と話していると、いろんな発想が広がってきました。僕が考えてた以上のものができてきて、その瞬間は面白かったですね。

ー吉村社長自身が好奇心のかたまりのような方ですね。
ここからは少し会社について教えてください。
吉村化成株式会社は、今年で創業55年です。僕が3代目の社長になります。
昔から製造業は「就職したくない業界」という風潮がありました。先代は親父ですが仕事内容を教えてくれなかったので、僕も実際に入社するまで、何を作っている会社なのか知りませんでした。
親父はこの仕事について「製造業に入ってくるやつなんかおらん」とよく言ってましたが、僕は「見せ方によってはすごい魅力的な職業なんじゃないか」と思ってました。
今はもう社長になったから好きなこと、全部やってますね。
ー社長に就任されて今年で10年ですね。
10年間で1番大変だったことは何ですか?
先代社長の親父が倒れて半年後に亡くなったので、引き継ぎをしないまま僕が社長になったんです。
それまで僕はずっと工場長だったので、営業や銀行との取引を急にやらないといけなくなって、そこはちょっとだけ大変でした。でも助けてくれる仲間がいるから、そこまで大変だったなとはあんまり思ってないんですよ。
「社長は孤独だ」とかよく言いますけど、僕は「どうやったら孤独になるの?もうちょっと従業員と話せばいいのに」としか思わないです。
みんな、もっと仕事楽しまないと!
ー孤独を感じている社長に聞いてほしいメッセージですね。
「うつわで人と人をつなぐ」というメッセージは、先代社長の時から
掲げていたものですか?
よく聞いてくれました! 元々先代の親父は、会社のモットーを作るのが嫌いだったんです。でもモットーは会社に絶対に必要なものだろうと思っていたので、このメッセージは僕が考えたんです。
親父が1番大事にしてたのは「どこにもできないものを作る技術」でした。
吉村化成の商品がうまれるキッカケは、いつもお客さんの声からなんです。
「こんな問題あるんだけど、吉村さんなんとかできない?」という声があって、
「よっしゃ、やりますか!」とこたえて商品がうまれる。
技術が先ではなく、「助けて!」というお客さんの声に答えるために技術がある。
技術がお客さんと結びつく核になってるんですよ。
ー技術はあくまでもお客さんと繋がっていくためのツールなんですね。
先代社長の頃からその方向性で取り組まれていたんですか?
親父はそういうのを文章にするのが嫌いでした。
弊社は「和・技・念」を経営哲学にしているんですが、この哲学も親父が元々やっていたことを僕が言葉にしただけなんです。
ー先代社長が1番大事にされてきたのは「和」。
それを叶えるために「技」や「念」があるということなんですね。
吉村社長ご自身が大事にしてることはなんでしょうか?
「ものづくりの精神は忘れたらダメ」だと思います。 仕事って24時間のうちの12時間ぐらいはあるから、楽しくなかったら辛いですよね。だからできるだけ面白く仕事ができたらいいよなって思うんです。 それは決して楽をすることじゃないけど、従業員も給料が高いから働くんじゃなくて、楽しく仕事ができるように心がけています。
ー吉村化成の従業員のみなさんはどうやって仕事を楽しんでるんでしょうか?
弊社にとって、他の会社に作れないものを作っているというのは武器ですよね。
たとえば1つの取り組みとして、従業員にBAKEQを使って料理をしてもらう「クッキングコンテスト」をやっています。実際に家庭で自分が作る商品を使ってもらい、「俺、こんな便利なもの作ってるんだ」って思ってもらえるようなイベントです。
商品を作るのに必要な金型をつくっている会社さんにも、工場見学に来てもらったりしてます。みなさん自分の会社の商品である金型が実際にどう使われているのか知らないので、現場を見ると興奮してくれるんですよ。
ー「お取引」だけの関係で終わらないんですね。
今の時代、 偉そうに取引したところで得られるものなんてない。 僕はできるだけ近寄っていくのが1番生き残れる道だなって思います。 距離を縮めることで本来得られないような情報が入ってきたりもしますしね。
ー吉村社長のように取引先とオープンに繋がるためには何を心がけたら良いですか?
僕がいつも思うのは「しょうもないプライド持つのやめろ」ということですね。
偉そうにする人って「自分の会社はこうだから」とか、余計なプライドを持ってるんですが、そんなしょうもないプライドは捨てた方がいいです。
それとみんな「売上や店舗を増やさないと」って、急ぎすぎだと思います。
ー売上が立たなかったら不安になると思うのですが、吉村社長は不安を感じたりしないんですか?
もちろん不安はありますけど、まだまだ儲かるロジックはあると思ってるんです。
たとえば生産スピードを上げたり、機械を新しいものに変えたり、従業員をここまでレベルアップさせたら……とか色々転がってるじゃないですか。
利益に繋がることはたくさんあるはず。そこに目を向けたらいいと思いますね。
ーどんな状況でも「前進すること」を選ぶのか「不安になること」を選ぶのかが、分かれ道なんですね。
最後に、吉村化成株式会社がこれから目指す先を教えてください。
「成形技術で日本ナンバーワンになる」
これは先代社長から受け継いでいる言葉ですが、僕はこの言葉を社外に向けてではなく、社内に向けて言っています。
従業員のみんなが「うちはナンバーワンだ」と思えるような会社にしていきたい。
それがこれから数年間の目標ですね。
あとがき
自由な発想・柔軟なアイデアから生まれた、新しい器「BAKEQ」。
お客様の声を形にし、「便利」にこだわったBAKEQをぜひ一度体感してください。
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